図鑑の見方

この図鑑は、登山や周辺散策で出会う樹木の名前を知りたい自分のために作成した樹木名検索図鑑です。作成に当たって留意した事項は次のことです。

  • 樹木名がわかるだけでよいので、その機能に絞ったこと。理由は、名前さえわかれば、その木についての詳しい情報は、関連する本やインターネットを通して、いくらでも調べることができるからです。

  • 検索の方法としては、葉と枝を対象としました。植物分類の基本は花ですが開花時期は限られており、見ることの機会の多い葉と枝で検索できるよう配慮しました。なお、花・実・幹などについても可能な限り掲載しましたが、これらは、葉と枝から、名前に辿りついた後に、確認の便に供するためであり、あくまでも補足説明用です。

  • 掲載する樹木の範囲は、私が在住する岡山県を中心として、中国と四国地域が主体ですが、このページに記載している協力施設で採集させていただいたものを含め、可能な限り広範囲から採集しています。なお、園芸品種についても掲載の要望があり、入手できるものは積極的に取り入れています。

  • 検索方法は、松井宏光氏の「葉で引く四国の樹木観察図鑑」の方法を、ご本人の事前承諾を得て準用させていただきました。私の作成意図にぴったりの図鑑だったからです。

  • 樹種名と学名は、おおむね、「米倉浩司・梶田忠 (2003-)”BG Plants 和名-学名インデックス"(略称「YList」)」に採用されている標準和名と学名を使用しています。科名と属名は、おおむね、2021年6月刊行の「[フィールド版] 改訂新版 日本の野生植物 Ⅰ・Ⅱ」に準拠した最新の分類体系(APG Ⅳ)を使用しています。

巻頭に当たりまして、以下、この図鑑の作成にご協力いただいた諸氏・諸施設への謝辞を申し上げます。ありがとうございました。

  • 松山東雲短期大学 名誉教授 松井宏光 氏(NPO法人「森からの道」主催)
     本図鑑の検索方法につき、氏の著書「葉で引く四国の樹木観察図鑑」にある「葉っぱの検索表」の使用を許諾していただくとともに、四国にある樹種の採集や、関連する花や実の画像の提供につきご協力をいただいています。

  • 倉敷市立自然史博物館 学芸員 狩山俊悟 氏
     本図鑑のほとんどの樹種の同定、岡山県内の樹種の採集や、関連する花や実の画像の提供につきご協力をいただいています。

  • 倉敷市立自然史博物館友の会 評議員 片山 久 氏
     本図鑑の樹種のうちヤナギ属の同定、岡山県内のヤナギの採集につきご協力いただいています。

  • 倉敷市のパソコンボランティア団体に所属する友人 市村 孝 氏 および、
  • 岡山県森林ガイドの友人 岩田響子 氏
     市村氏には、この図鑑作成に当たり、ホームページ作成方法の初歩から応用編まですべてを指導していただいています。
     岩田氏には、葉の採集助手としてご協力いただくとともに、アップしたページの内容チェックなどで大変お世話になっています。
     ここで、感謝の意を込めて、市村氏が作成してるページ「パソコンと山と盤座」を紹介させていただきます。
  • 登山仲間・倉敷市立自然史博物館友の会の諸氏
     登山仲間および自然史博物館友の会の諸氏には、採集補助や樹種の所在地情報の提供など、いろいろな場面で協力いただきました。
  • ご協力いただいた施設
     この図鑑の葉の採集に当たりご協力いただいた施設を掲示して謝意を表します。(掲示の順番は採集時期の古い順です。)
    森林総合研究所北海道支所、*岡山理科大学自然植物園、*岡山市半田山植物園、*岡山県青少年農林文化センター三徳園、*林木育種センター関西育種場、*岡山県森林研究所、*海道大学和歌山研究林高知県立牧野植物園、*安養寺(倉敷市浅原)、*広島市植物公園、*岡山県自然保護センター、*岡山県立森林公園、*田中美術館、*京都大学芦生研究林、*とくしま植物園、*重井薬用植物園、*広島県緑化センター、*林のカフェ(倉敷市林:100種以上の樹木を植栽)、*鷲羽窯(倉敷市児島赤崎)、*木々珈琲舎(倉敷市二子:木々に囲まれた珈琲専門店)、*花づな工房喫茶(倉敷市東富井)、*カフェレストラン’ヴァンサンク’(倉敷市羽島)、*石丸農園(笠岡市 コウゾ栽培)、*その他匿名希望の4施設

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