ベニバナトキワマンサク(別名:アカバナトキワマンサク) (マンサク科トキワマンサク属)
①分布等:庭木等として植栽。中國原産の常緑低木。トキワマンサクの変種。株立ちとなり、高さ2~3mになる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面に毛がある-常緑性(図20)。
③葉は互生し、葉身は 長さ2~6cm、幅1~3cmの長楕円形~卵状楕円形。先端は尖るか、時に円い。基部は著しく歪んだ円形~広い楔形。葉縁は全縁。
④葉は硬く、表面は緑色、裏面は淡緑色で、両面に星状毛あり、裏面では密生する。品種によっては葉が赤みを帯びるものもある。
花期は4~5月。枝先に紅色の細いリボン状の花弁を持つ花を多数つける。花弁は4個で、長さ2~5cm。花色が華やかなこと、葉も赤みを帯びるものがあるなどユニークなことから、庭木としては「トキワマンサク」より、多く植栽されている。
⑥類似種:基本種の「トキワマンサク」は、花が白色である。
⑦名前由来:「紅花常盤満作」の意で、花の色が紅色(ベニバナ)であり、常緑であること(=常盤:トキワ)、花が満作(マンサク)に似ていることから。マンサク(満作)の名は、花が枝いっぱいに咲くことから豊年満作の「満作」に通じているからという説、早春に他の花に先駆けて咲くので、「先ず咲く」が訛ったという説がある。
葉表 葉裏
葉表拡大 葉表拡大2
葉裏拡大 葉裏拡大2
赤くなった葉
花2 近影
近影2 全影
全影2 トキワマンサクの花
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