①分布等:各地で稀に植栽。東アジア・南ヨーロッパ原産の常緑小低木。幹は株立ちし、高さ約1mになる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯あり-常緑性(図16)。 ③葉は対生し、葉身は 長さ 6~14cm、幅 2~6cmの長楕円形。葉柄は1~3cm。側脈は2~4対。先端は次第に狭くなりって尖り、基部は楔形。葉縁には極めて低いきょ歯が数個あり、基部からでる3行脈が目立つ。葉脈は細脈まで表面で凹み裏面にる隆起する。 ④葉質は薄くてやや硬く、表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。両面とも無毛であるが、裏面3行脈の葉腋に淡褐色の毛の塊がある場合が多い。葉柄の上面にはV字形の溝がある。葉柄と若い枝は淡緑色で、2年枝とその葉柄は紫赤色を帯びる。 ⑤花期は4~5月。短枝の先に直径4~6cmの散房花序をだし、白色の5弁花を上向きに多数つける。果実は核果。長楕円形で、10月ごろ、赤色からコバルトブルーに熟す。 ⑥名前の由来:学名の「Viburnum davidii」をそのまま使った。 |
葉表 | 葉裏 | |
葉表拡大 | 葉表拡大2 | |
葉裏拡大 | 枝 | |
花 | 近影 | |
近影2 | 全影 | |