①分布等:日本各地に植栽。中国西南部、ベトナムからインド周辺の原産の落葉低木。幹は株立ちし、高さ1~5mになる。奈良時代に中国から移入。伊豆半島や九州の一部で野生化しているとされる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯あり-単きょ歯-側脈は葉縁に達しないか不明瞭-きょ歯は葉身の全体にある-常緑性(図30) ③葉は互生し、長さ 5~9cm、幅 2~4cm の長楕円形、葉柄は0.3~0.7cm。先端は鈍く尖り基部は楔形。縁には波状の細かいきょ歯がある。葉脈は葉の表面で著しく凹み、裏面に隆起する。 ④葉は厚い革質。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は灰緑色、はじめ長い伏毛があるが、のち無毛。若い枝は淡褐色で斜上する短毛がある。 ⑤花期は10~11月。両性花。枝先の葉腋に直径2~3cmの白い花をやや下向きにつける。花弁は5~7個。果実は蒴果。直径1.5~2cmの浅い溝が3本ある偏球形で、11月に褐色に熟し3つに裂開する。 ⑥名前の由来:漢名の「茶」を音読したもの。 |
葉表 | 葉裏 | |
葉表拡大 | 葉裏拡大 | |
花 | 若い実 | |