①分布等：北海道（南部）、本州、四国、九州、沖縄 の山地に自生するつる性常緑樹。幹から気根を出して他物によじ登る。大きいものは太さの直径6ｃｍ以上にもなる。 ②分類：広葉樹（つる性）-単葉-互生-きょ歯なし（図３） ③葉は互生し、葉身は、長さ 3～7cm、幅 2～4cm の広卵形～菱形で、葉柄は長く 2～5cm。全縁で、大きな波状となり、先端は尖り、基部は楔形。基部から3～5本の掌状脈がでる。若い枝につく葉は浅く3～5裂する。「キヅタ（分裂葉）」参照。 ④葉は革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で、両面とも無毛。 ⑤花期は１０～１２月。枝先に直径2.5～3ｃｍの球形の散形花序をだし、黄緑色の小さな花を多数つける。花の直径は約1ｃｍで、花柄は7～10ｍｍ。花弁と雄しべは各５個で、萼片は反り返る。果実は液果。直径6～7ｍｍの球形で、翌年５～６月に黒紫色に熟す。 ⑥名前の由来：ブドウ科のツタに似るが、木のように太く大きくなることから。

葉表	葉裏
若い樹の枝	若い樹の葉
花序	若い実
実	近影
全影