クロイチゴ(バラ科キイチゴ属)
@分布等:北海道、本州、四国、九州 の山地に自生する落葉低木。枝はツルのように伸び、高さ 1〜1.5mになる。
A分類:広葉樹(直立性)-複葉-3出・掌状複葉-落葉性(図5)。
B葉は3出複葉で互生する。小葉は1対で、稀に小葉2対の奇数羽状複葉となる。葉身の長さは8〜25cm。葉柄は6〜7cm。頂小葉は、側小葉より大きく、長さ 5〜12cm 、幅 4〜8cmの広卵形〜三角状卵円形先端は細長く鋭く尖り、基部は円形〜切形。葉縁には欠刻状の大きな重きょ歯があり、きょ歯の先端はに終わる。
C小葉の表面は濃緑色で短毛が密生しビロードの触感がある。裏面は灰白緑色で、綿毛が密生し、脈上に細い棘がある。葉柄や葉軸、枝には軟毛が密生し、棘がまばらにある。枝はやや太く赤味を帯びる。
D6〜7月、枝先や葉腋からでた短い花序に淡黄色の花を数個つけ、果実は、直径約1mmの小さい球形で、8〜9月、赤、紫色を経て黒色に熟す。キイチゴ属で果実黒く熟すのは本種だけである。
E本種とエビガライチゴ、ナワシロイチゴ、キビノナワシロイチゴは、ともにバラ科キイチゴ属に属し、落葉性の3出複葉で葉裏が白色〜灰色であるという点でよく似ているが、見分け方は「キイチゴ属の検索表」および「類似種の見分け方」を参照。
E名前の由来:「黒イチゴ」の意で、果実が黒色に熟すことから。
葉表 葉裏
小葉表拡大 小葉表拡大2
小葉裏拡大
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