マルバハギ(マメ科ハギ属)
①分布等:本州、四国、九州 の山地に自生する落葉低木。幹は叢生し、高さ1~3mになる。よく分岐するが、枝先は垂れない。
②分類:広葉樹(直立性)-複葉-3出・掌状複葉(図5)。
③葉は長さ2~12cmの3出複葉で互生する。頂小葉は長さ 2~3cm、幅1.5~2.5cmの倒卵形~楕円形。小葉柄は0.1~0.2cm。側脈は10~13対でるが不明瞭先端は凹型で中央に針状突起があり、基部は円形。全縁。
質は薄く、小葉の表面は濃緑色で毛が散生し、葉裏は帯白緑色で全面に短毛がある本年枝は緑色で稜があり開出毛が密生する。
⑤花期は8~10月。葉腋から総状花序をだし、紅紫色で長さ1~1.5cmの蝶形花を数個つける。花序が基部につけた葉より短いのが特徴。旗弁は紅紫色、翼弁は濃紫色、竜骨弁は淡紅紫色。果実は豆果。長さ0.4~0.5cm、幅約0.5cmの平たい卵球形で、10~11月に淡褐色に熟す。
⑥名前由来:葉がまるいことから。
小葉表 小葉裏
小葉表拡大 小葉裏拡大
花2 近影
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