①分布等:関東地方以西の暖地の公園などで栽培されている常緑高木。原産地は地中海地方とされ、日本には江戸時代に渡来。香川県小豆島での栽培が有名。高さ
2~8mになるが、大きいものでは18mに達する。多くの栽培品種がある。樹皮は灰緑色で、多くの皮目がある。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-常緑性(図14)。 ③葉は対生し、葉身は 長さ 2.5~6cm、幅 0.7~1.5cm の披針形。葉柄は短い。葉の先端はまるく、基部は次第に細くなる。葉縁は全縁。 ④質は硬くて厚い革質。葉の表面は暗緑色、裏面は銀白色で、両面に鱗状毛がある。枝は灰褐色で稜がある。 ⑤花期は5~7月。前年枝の葉腋から円錐花序をだし、芳香のある黄白色の花を10~30個つける。花冠は4(稀に5~6)深裂する。果実は核果。長さは1.2~4cmで、球形~楕円形~卵形など、品種による形の変異が大きい。色は、はじめ緑色で、淡黄緑色、紅紫色となり、10~11月に黒紫色に完熟する。 ⑥名前の由来:英名olive(オリブ)から。 |
葉表 | 葉裏 | |
葉裏拡大 | 枝 | |
花 | 若い実 | |
近影 | 全影 | |
幹 | ||