①分布等:庭園木などとして植栽されている落葉低木。ウツギの八重咲の栽培品種。高さ1.5~2mになる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯あり-落葉性-側脈は葉縁に達しない-下面に星状毛あり(図18)。 ③葉は対生し、葉身は 長さ 5~10cm、幅 2~5cmの卵状披針形~長披針形。葉柄は短く約0.5cm。先端は次第に細くなって鈍く尖り、基部は円形または広い楔形。葉縁は斜め前方を向く低いきょ歯がある。側脈は2~3対あり、主脈を挟んで湾曲して長く伸びる。 ④葉の表面は緑色で星状毛が散生しザラつく。裏面は帯白緑色で帯灰白色の星状毛が密生する。葉柄と若い枝は淡褐色で、同色の星状毛が密生する。 ⑤花期は5~6月。八重咲で下向きの花を多数つける。花弁は外側が薄紅紫色、内側が白色である。果実は蒴果。 ⑥名前由来:「サラサ(更紗)ウツギ」の意で、赤と白が交じっている花の色からサラサとなった。 ※本種は、旧分類では「ユキノシタ科」とされていた。 |
葉表 | 葉裏 | |
葉表拡大 | 葉表拡大2 | |
葉裏拡大 | 花 | |
近影 | 実 | |