タマサンゴ(別名:フユサンゴ、リュウノタマ) (ナス科ナス属)
①分布等:各地で栽培。ブラジル原産の落葉小低木。幹は多数に分岐し、高さ0.5~1mになる。明治時代に渡来。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-葉は不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面は毛がない-側脈は明瞭-落葉性(図24)。
③葉は互生し、葉身は長さ 5~10cmの長楕円形。葉柄は1~2cm。葉先は次第に細くなって鈍く尖り、基部は葉柄に流れる。葉縁は全縁で大きく波をうつ。側脈は5~8対。
④質は草質でやや厚い。表面は緑色、裏面は灰白緑色で、両面とも無毛、または、裏面に星状毛が散生する。若い枝は緑色で星状毛が密生する。
⑤花期は5~12月。両性花。白色の花を下向きに付ける。花冠は直径約1.5cmの鐘形で、深く5裂する。果実は液果。直径約1.3cmの球形で、7~翌1月に、赤または黄に熟す。実は有毒なので要注意。
⑥名前の由来:丸い赤色の果実を丸く加工した珊瑚に喩えたもの。「フユサンゴ」は、冬にも珊瑚のように美しい実がつくことに由来。「リュウノタマ」も同様の主旨。
葉表 葉裏
葉表拡大 葉表拡大2
葉裏拡大
全体
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