トネリコバノカエデ(別名:ネグンドカエデ) (ムクロジ科カエデ属)
①分布等:公園や庭園に植栽。北米原産の落葉高木。幹は直立し、よく分岐し、高さ15~20mになる。樹皮は帯緑灰色。
②分類:広葉樹(直立性)-複葉-1回羽状複葉-対生(図6)。
③葉は長さ14~24cmの奇数羽状複葉で対生する小葉は1~2対(稀に3~4対)。葉柄は4~10cm。小葉柄は0.1~1cm。調小葉の葉身は 長さ 5~10cm、幅 2.5~5cm の長楕円状卵形。先端は鋭く尖り、基部は楔形~円形(側小葉は左右非対称)。縁は全縁または祖きょ歯がある。
④葉はやや薄い革質。小葉の表面は深緑色、裏面は帯黄緑色で、両面の脈上に灰白色の毛が散生し、裏面脈腋に毛のかたまりがある。若い 枝は粉白色を帯び無毛
⑤花期は4~5月。葉の展開に先立って、葉腋から、雄花は散房花序、雌花は総状花序を下垂してだし、黄緑色の小さい花を多数つける。ともに花弁は無く、萼片は4~5個。雄しべは4~6個。果実は翼果。分果は
長さ2.5~3.5cmで、翼は直角または鋭角に開き、8~10月に熟す。
⑥名前の由来:葉がモクセイ科のトネリコに似ていることから。別名の「ネグンドカエデ」は、種小名の「negundo」による。
葉表 葉裏
小葉表 小葉裏
小葉表拡大 小葉表拡大2
小葉裏拡大 小葉裏拡大
近影
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