ツルニチニチソウ (キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属)
①分布等:各地で観賞用やグランドカバーなどとして植栽。ヨーロッパ原産のつる性常緑低木。地面や石垣などを這い、節から根を出し広がる。高さ1~3m。多くの園芸品種がある。
②分類:広葉樹(つる性)-単葉-対生(図2)。
③葉は対生し、葉身は、長さ 2~9cm、幅2~6cmの卵状または広卵形。葉柄は0.5~1cm。側脈は5対。先端は次第に細くなって鈍く尖り、基部は浅い心臓形または切り形。縁は全縁で、長さ0.01~0.1cmの短毛が密生する。
質は革質でやや分厚く、蝋細工のような質感がある。葉の表面は深緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で、両面とも無毛。枝は緑色で無毛
⑤花期は3~6月。花をつける枝は短く直立し、上向きの淡紫色の花を1個つける。花冠は直径4~5cmで先端は5裂し平開する。下部は長さ1.2~1.5cmの筒状。果実は長さ3~4.5cmの袋果で、熟すと裂開する。
⑥類似種:<フイリツルニチニチソウ>は、葉の縁に白色の斑が入るもの。<ヒメツルニチニチソウ>は、葉も花も小形のもの。
⑦名前の由来:つる性で、日ごとに新しい花に咲き代わることから。
葉表 葉裏
葉表拡大 葉裏拡大
近影 全影
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