①分布等：本州（紀伊半島以西）、四国、九州、沖縄 の山地に自生するつる性落葉樹。巻きひげによって他物に絡み付いての登る。巻きひげは、葉と対生して節ごとにでる（ノブドウ属の特徴） ②分類：広葉樹（つる性）-複葉（図１）。 ③葉は長さは20～30ｃｍの1～２回奇数羽状複葉で互生する。小葉は２～４対つき、基部の１対は成木では３小葉からなる場合が多い。小葉は、葉身の長さ 3～10ｃｍ、幅 1.5～5ｃｍの長楕円形。小葉柄は0.5～1ｃｍ。縁はごく浅いきょ歯がまばらにある。先端は短く突出して尖り、基部は楔形または浅い心臓形。 ④小葉の表面は濃緑色で光沢が強く、裏面は淡緑色で、両面ともに無毛。枝は無毛で、巻きひげは葉と対生し、先は２分岐する。 ⑤花期は6～7月。葉と対生して大形の集散花序をだし、直径0.2～0.3ｃｍの小さな花を多数つける。花は黄緑色で、花弁と萼、雄しべは各5個、雌しべは1個。果実は液果。直径約0.7ｃｍの球形で、秋季、赤色から黒色に熟す。 ⑥名前の由来：羽状複葉の葉がウコギ科のウドに似ているから。

小葉表	小葉裏
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近影