ユリオプスデージー(キク科ユリオブス属)
①分布等:各地で庭木等として植栽。アフリカ南部原産の落葉低木。幹は株立ちし、高さ1~1.5mになる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-分裂葉-互生-きょ歯なし(図11)。
③葉は螺旋状に互生する。葉身は 長さ 5~10cm、幅 2~3cmのほぼ狭長楕円形。葉柄はほとんどない。葉縁は、羽状に深く9~13裂する。各裂片は広線状に伸びて尖り、基部は次第に狭くなり葉柄に流れる。
④葉質は草質。表面は灰緑色で柔らかい微毛が密生し、灰白色に見える。裏面は銀緑色。若い枝は紫褐色で無毛。
⑤花期は11~翼5月。葉の展開と同時に開花する。枝の頂部から長さ10~15cmの長い花柄を伸ばし、直径約5cmの鮮黄色の花を1個つけるか、数個を束生する
⑥類似種:<ユリオプスデージー・ティアラミキ>は、代表的な八重咲きの品種である。<ハマギク>は、キク科ハマギク属に属する樹高は0.6~1mの落葉小低木で、青森県から茨城県までの太平洋側に自生する。葉は互生で、蜜につき、葉身はへら形で、質が厚く上面に光沢があり、上半部に波状の粗いきょ歯がある。花期は9~11月。花は枝先に単生し、直径約6cm、中心の両性花は黄色、周辺の舌状花は白色。
⑦名前由来:属名の「Euryops(ユリオプス)」は、ギリシア語で「大きな眼を持つ」という意味があり、その花姿がデージー(ひなぎく)に似ていることから、「大きな眼のようにぱっちりと咲く、デージーに似た花」と言う名前がついたといわれる。
葉表 葉裏
葉表拡大 葉表拡大2
葉裏拡大
近影 全影
ハマギク(花序) ハマギク(葉)
ハマギク(近影) ハマギク(全影)
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