コリヤナギ | イヌコリヤナギ | ||
ヤナギ科ヤナギ属 | ヤナギ科ヤナギ属 | ||
葉と 枝 |
|||
①分布等:柳行李を作る材料として栽培され、その後野生化している朝鮮半島原産の落葉低木。雌雄異株。 株立ちとなり、高さは2~3m。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。 |
①分布等:北海道、本州、四国、九州 の山地や川沿いに自生する落葉低木。雌雄異株。川沿いに最も普通にみられるヤナギ。 株立ちとなり、高さは2~3mになる。稀に6mに達するものもある。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯あり-落葉性-側脈は葉縁に達しない-下面に星状毛なし(図19)。 |
||
葉表 | |||
③葉は十字対生であるが、互生・3輪生のものも混じる。 ④葉身の長さ 6~12cm、幅 0.6~1.2cm の線状披針形。 ⑤葉柄は0.5~1cm。 ⑥葉の先端は次第に細くなって尖り、基部は円形。主脈は両面に隆起する。 ⑦葉縁は上方にのみまばらにごく小さいきょ歯があるか、ときに全縁。 ⑧葉の表面は深緑色で無毛。 |
③葉は主に十字対生であるが、互生も混じる ④葉身は長さ 4~10cm、幅 1.3~2cmの角ばった楕円形。 ⑤葉柄はほとんど無く 0.3~0.4cm。 ⑥葉先は円いか鈍く尖り先端が凸状になる。基部は円形か、浅く凹み枝を抱く。 ⑦葉縁には、ごく細かくて低いきょ歯があるか、ほとんど全縁。 ⑧葉の表面は緑色で無毛。 |
||
葉裏 | |||
⑨裏面は粉白緑色で無毛。 | ⑨下面は粉白色で無毛。 | ||
葉裏 拡大 |
|||
⑨裏面は粉白緑色で無毛。 ⑩若い枝は淡黄褐色。 |
⑨下面は粉白色で無毛。 ⑩若い枝は黄褐色で細く、無毛で艶がある。 |
||
【見分け方のポイント】 本2種は、ヤナギ属の中で珍しく対生するという点で類似するが、以下により見分けることができる。 ★コリヤナギ:①葉身の長さ 6~12cm、幅 0.6~1.2cm の線状披針形、②葉柄は0.5~1cm、③葉の先端は次第に細くなって尖り、基部は円形。 ★イヌコリヤナギ:①葉身は長さ 4~10cm、幅 1.3~2cmの角ばった楕円形、②葉柄はほとんど無く 0.3~0.4cm、③葉先は円いか鈍く尖り先端が凸状になり、基部は円形か、浅く凹み枝を抱く。 |