ナワシログミ - オオバグミ - ツルグミ
  ナワシログミ オオバグミ ツルグミ
グミ科グミ属 グミ科グミ属 グミ科グミ属
葉と
@分布等:本州の伊豆半島以南・四国・九州の山野に生育する常緑低木。棘の多い枝を長く伸ばして他物に絡みつきややつる状となることもある
高さ2〜3mになる。
A分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面に毛がある-常緑性(図20)。
B葉は互生する。
@分布等:本州、四国、九州、沖縄 の山地に自生する常緑低〜中木。ややつる状に枝をのばし他の木に寄りかかることもある
高さ 2〜4mになる。
A分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面に毛がある-常緑性(図20)。
B葉は互生する。
@分布等:本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 の沿岸や低山、崖などに自生するツル性の常緑低木。幹は直立せず、他の樹に寄りかかって伸びる
高さ2〜3mになる。
A分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面に毛がある-常緑性(図20)。
B葉は互生する。
葉表
C葉身は、長さ5〜8cm、幅2〜3.5cmの長楕円形。
D葉柄は0.6〜1cm。
E葉縁は全縁であるが、細かく強く波打ち波状きょ歯のように見え、裏面に反り返る
F葉の先端は鈍く尖り、基部は円形。
G側脈は6〜8対。
H葉質はやや厚く硬い革質。表面は深緑色で光沢があり、はじめ銀色の鱗状毛があるが、のち無毛。
C葉身は、長さ 5〜10cm、幅 4〜6cm の広卵形。
D葉柄は1〜2.5cm。
E葉縁は全縁でゆるやかに波を打つ

F葉先は急に狭くなって短く尖り、基部は円形。
G側脈は4〜6対。
H葉質は革質で厚くてやや堅い。表面は深緑色で光沢があり、はじめ銀色の鱗状毛があるがのち無毛。
G葉身は、長さ 4〜8cm、幅 2〜4cmの卵状長楕円形。
D葉柄は0.7〜1cm。
E葉縁は全縁で、ゆるやかに波打つ

F葉先はやや尾状に伸びて鈍く尖り、基部は広い楔形または円形
G葉は薄い革質。表面は濃緑色で、はじめ銀色の鱗状毛があるが、のち無毛。
葉表
拡大
I主脈と葉柄、若い枝には褐色の鱗状毛が密生する。 I主脈と葉柄、若い枝には稜があり淡褐色と褐色の鱗状毛が密生する。 I主脈と葉柄、若い枝には茶褐色の鱗状毛が密生する。
葉裏
H裏面は淡灰褐色でささくれた鱗状毛で覆われ、その上に褐色の燐状毛が混じり、光沢はない。 H裏面は淡緑色で銀白色の鱗状毛に覆われて光沢があり、淡褐色の鱗片毛が混じる

H裏面は淡褐色で赤褐色の鱗状毛が密生するが、銀色の燐状毛が密生する場合もあり、両者が混在するものもある。(写真は混在するもの。)。やや光沢がある。
葉裏
拡大
I主脈と葉柄、若い枝には褐色の鱗状毛が密生する。
枝先や葉腋に0.5〜1.5cmの棘があることが多い。
I主脈と葉柄、若い枝には淡褐色と褐色の鱗状毛が密生する。枝や葉腋に棘はない。 I主脈と葉柄、若い枝には茶褐色の鱗状毛が密生する。
枝や葉腋に棘はない。
【見分け方のポイント】
ナワシログミ、オオバグミ、ツルグミはいずれもグミ科グミ属の常緑樹で、よく似ているが、以下により見分けることができる。
ナワシログミ:@枝先や葉腋に棘がある、A葉の形が長楕円形で、葉縁が細かく強く波打ち波状きょ歯のように見え、裏面に反り返る、B裏面は淡灰褐色でささくれた鱗状毛で覆われ、その上に褐色の燐状毛が混じり、光沢はない、
オオバグミ:@枝先や葉腋に棘はない、A葉の形が広卵形で、緩やかに波打ち、裏面に反り返らない、B裏面は淡緑色で銀白色の鱗状毛に覆われて光沢があり、淡褐色の鱗片毛が混じる。
ツルグミ:@枝先や葉腋に棘はない、A葉の形が卵状楕円形で、緩やかに波打ち、裏面に反り返らない、B裏面は淡褐色で赤褐色の鱗状毛が密生し、やや光沢がある。
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