図鑑の使い方

この図鑑の使い方は3通り用意しました。基本検索法、分類別検索法、種名別検索法です。

  • 基本検索法は、この図鑑の基本的な検索方法です。樹木分類に詳しくない人でも簡単に樹木名を探り当てることができます。

  • 分類別検索法は、ある程度分類に知識がある方が、それを使って簡単に種名に辿りつけます。

  • 種名別検索法は、その樹木の名前がおよそ分かっている場合に、その名前で検索し、確認するために使う方法です。

なお、それぞれのページの最上段と最下段にあるボタンは次の役割を割り当てています。

  • 「分類別検索」ボタン:検索の途中から「分類別検索表」に戻ることができます。

  • 「種名別検索」ボタン:検索の途中から「種名別検索表」に戻ることができます。

  • 「上へ」ボタン:基本検索の一つ上の分類に戻るボタンです。前のページへ「戻る」ボタンではない点に注意してください。単に前のページに戻る場合はパソコンの「戻る」ボタンを使ってください。

  • 「Top」ボタン:表紙のページに戻ります。

    以下に、この図鑑を使用するにあたって「事前に用意するもの」、および、その中の「葉のついた枝を採取する方法」を解説しますので、これらを準備の上、この図鑑を使用してください。

  
【事前に用意するもの】

(1)名前を調べたい木の葉のついた枝(採集できない時は遠近の写真)

(2)インターネット接続機器(パソコン、スマートフォンなどでネット接続契約をしている機器)

(3)ルーペ虫めがね(10倍程度:安価なものでよい)) =葉の表裏の毛の状態を見るために必要。

【葉のついた枝を採取する方法】

下記分類要項に留意して、複数枚の葉がついた枝(約30cm~50cm)をとる。

●採取時に、「つる類(他のものに巻きついたり、上を這っているもの)」か どうかを確認記憶しておく。枝を切り取った後では、判定できない場合がある。



●「単葉」か「複葉」か を判別し、複葉の場合は、対生か互生かを確認しておく。できれば、それが対生か互生かを判別できる大きさまでを採取する。(大きいものは、1枚の葉で長さ80cmにもなる。)

単葉」は、葉が付いている軸の先端に芽(「頂芽」という)があり、この軸(「枝」という)に1枚ずつ葉が付いているもの。 枝の先端より下部の葉の付け根にも芽(「側芽」という)がある場合が多い。

複葉」は、葉が付いている軸の先端に芽がなく、複数の葉が規則的かつ平面的に並んでついているもの。この複数の葉全体が1つの葉であり、これを構成する小さい葉は「小葉」、軸は「葉軸」という。

軸の先端に芽(「頂芽」)がある軸が「枝」で、枝についている複葉の付け根にも芽(「側芽」)が付いている場合が多い。



●「対生」か「互生」か を判別しておく。複葉の場合は、葉としては互生でも、小葉が対になって付いており単葉の対生と間違えることがあるので注意を要する。

対生」は、葉が枝に向かい合ってついているもの。
互生」は、葉が枝に互い違いについているもの。



かぶれたりとげの鋭いものなどがあるので、できるだけ、素手での採集や取り扱いをしない。見てわかるようなら、かぶれを起こしそうなものなどの採集は避ける。

(下図はかぶれるものの例)
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