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①分布等:北海道、本州(中部地方以北の亜高山帯)の山地に自生する落葉低木~小高木。幹は基部から枝分かれして横に広がって伸び、高さ2~8mになる。樹皮は紫褐色で光沢があり、皮目が点在する。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-重きょ歯-側脈は葉縁に達しない(図26)。 ③葉は互生し、葉身は 長さ 4~9cm、幅 3~6cmの倒卵形~倒卵状楕円形。葉柄は08~1.8cm。葉の先端は尾状に長く伸びて尖り、基部は円形~広い楔形。縁には欠刻状の重きょ歯があり、きょ歯の先端は腺に終わる。蜜腺は葉柄の上端につく。葉脈は表面で凹み裏面に隆起する。 ④葉質は薄く、表面は緑色で無毛。裏面は淡緑色で、無毛または脈上に短毛があり、脈腋に膜がある。葉柄と若い枝は無毛。 ⑤花期は5~7月。葉の展開と同時に、前年枝の葉腋に散形花序をだし、直径2~3cmの花を1~3個つける。花の色は淡薄紅色~白色で、花の芯に行くほど色が濃い。萼筒は長鐘形、無毛で紅紫色、萼片は披針形で全縁。果実は核果。直径0.7~0.8cmの球形で、7~8月に黒紫色に熟す。 ⑥名前の由来:「高嶺桜」、「嶺桜」の意で、桜の中で最も標高の高いところに生えることによる。 |
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葉表 | 葉裏 | |
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葉表拡大 | 葉表拡大2 | |
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葉裏拡大 | 葉裏拡大2 | |
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花 | 実 | |
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近影 | 近影2 | |
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