ヒイラギ - セイヨウヒイラギ -アメリカヒイラギ - ヤバネヒイラギモチ
  ヒイラギ セイヨウヒイラギ アメリカヒイラギ ヤバネヒイラギモチ
モクセイ科キンモクセイ属 モチノキ科モチノキ属 モチノキ科モチノキ属 モチノキ科モチノキ属
葉と
①分布等:本州(関東以西)、四国、九州、沖縄 の山地に自生する常緑小高木。雌雄異株。よく分岐し、高さ4~8mになる。

②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯あり-常緑性(図16)。



③葉は対生する。
①分布等:公園樹などとして稀に植栽。ヨーロッパ中南部~西アジア原産の常緑中木。雌雄異株。高さ2~8mになるが、原産地では20mにもなる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯あり-単きょ歯ー側脈は葉縁に達しないか不明瞭-きょ歯は全縁にある-常緑性(図30)。
③葉は互生する。
①分布等:本州、四国、九州で植栽。北アメリカ東部・中部原産の常緑高木。雌雄異株。高さ10~30mになる。


②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯あり-単きょ歯ー側脈は葉縁に達しないか不明瞭-きょ歯は全縁にある-常緑性(図30)。
③葉は互生する。
①分布等:日本各地で植栽。中国東北部~朝鮮南部原産の常緑中木。雌雄異株。高さ3~5mになる。枝はよく分岐し横に広がる。

②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯あり-単きょ歯ー側脈は葉縁に達しないか不明瞭-きょ歯は全縁にある-常緑性(図30)。
③葉は互生する。
葉表
④葉身は、葉身は 長さ 3~8cm、幅 2~4cmの楕円形
⑤葉柄は0.7~1.2cm。


⑥葉縁は、若い木では先端が棘状となった 2~5対の大きいきょ歯があり、触ると痛い


成木では全縁で、先端は棘状に尖るものと棘状にならないものがある。



⑦質は革質で厚く、葉の表面は濃緑色で光沢があり、葉脈上に少し毛がある。
④葉身の長さ 5~12cm、幅 2~6cmの楕円形
⑤葉柄は0.2~0.6cm。


⑥先端は刺状に鋭く尖り、基部はくさび形。
葉縁には数個の棘状のきょ歯があり、触ると痛い。葉縁は裏側に反る。

成木や上の枝では棘の数が少なく、葉の先端のみ尖り、他は全縁となる。多くの栽培品種があり葉の形も変異が大きい。

⑦質は厚い革質で硬い。表面は濃緑色で光沢がある。
④葉身の長さ 5~10cm、幅 2~4cmの長楕円形
⑤葉柄は0.2~0.6cm。


⑥先端は刺状に鋭く尖り、基部はくさび形。葉縁には数個の棘状のきょ歯があるが、触っても痛くない。葉縁は裏側に反る。
成木や上の枝では棘の数が少なく、葉の先端のみ尖り、他は全縁となる。多くの栽培品種があり葉の形も変異が大きい。

⑦質は厚い革質で硬い。セ表面は暗緑色で光沢がある。
④葉身は長さ 4~8cm、幅 2~3cmの亀甲状で四角張る
⑤葉柄は0.2~0.6cm。


⑥先端は鋭く尖り、基部は円形。葉縁の角ばった先端は棘状のきょ歯となり、触ると痛い。葉縁は裏側に反る。

成木や上の枝では棘の数が少なく、老木では葉の先端のみ尖り、他は全縁となる。多くの栽培品種があり葉の形も変異が大きい。
⑦質は厚い革質で硬い。表面は濃緑色で光沢がある。
葉裏
⑨裏面は淡緑色または帯黄緑色で緑色の細点があり無毛。
葉柄と若い枝には微細な突起毛がある。
⑨裏面は緑色で、両面とも無毛。
⑨ 裏面は黄緑色で、両面とも無毛。
⑨裏面は淡緑色で、両面とも無毛。
葉表
拡大
⑧質は革質で厚く、葉の表面は濃緑色で光沢がある。 ⑧質は厚い革質で硬い。表面は濃緑色で光沢がある。 ⑧葉の表面は暗緑色で光沢がある。 ⑧質は厚い革質で硬い。表面は濃緑色で光沢がある。
葉裏
拡大
⑨裏面は淡緑色または帯黄緑色で緑色の細点があり無毛。葉柄と若い枝には微細な突起毛がある ⑨裏面は緑色で無毛。 ⑨裏面は黄緑色で無毛 ⑨裏面は淡緑色で無毛。
⑩花期は11~12月。雌雄異株。葉腋から直径0.5cmで香りのよい白い花を束生する。花冠は4深裂し、萼片は反り返る。  ⑩花期は5~6月。前年枝の葉腋から短い花序をだし、数個~10数個の花を束生する。花は淡黄色で、直径約6mm、短い柄をもち、花弁と萼片は4個。  ⑩花期は5~6月。葉腋から白い5弁の花をつける。花は淡黄色で、直径約6mm、短い柄をもち、花弁と萼片は4個。  ⑩花期は4~6月。前年枝の葉腋から散形花序をだし、2~8個の花を束生する。花は白色~淡黄色で、直径約6mm、短い柄をもち、花弁と萼片は4個。雄花には雄しべが4個。 
⑪果実は核果。長さ1.2~1.5cmの楕円形で、翌年の7月ごろ紫黒色に熟す。 ⑪果実は核果。直径0.6~1cmの球形で、11~12月に赤く熟す。 ⑪果実は核果。直径0.6~1cmの球形で、11~12月に赤く熟す。 ⑪果実は核果。直径0.8~1.2cmの球形で、11~12月に赤く熟す。
【見分け方のポイント】
モクセイ科キンモクセイ属のヒイラギとモチノキ科モチノキ属のセイヨウヒイラギ・アメリカヒイラギ・ヤバネヒイラギモチは、葉に鋭い棘がある点でよく似ているが、以下により見分けることができる。
ヒイラギ:①葉は対生、②葉身は、葉身は 長さ 3~8cmの楕円形、③葉縁は、若い木では先端が棘状となった 2~5対の大きいきょ歯があり、触ると痛い、④果実は楕円形で紫黒色に熟す。
セイヨウヒイラギ:①葉は互生、②葉身の長さ 5~12cmの楕円形、③先端は刺状に鋭く尖り、基部はくさび形で、葉縁には数個の棘状のきょ歯があり、触ると痛い、④果実は球形で赤色に熟す。
アメリカヒイラギ:①葉は互生、②葉身の長さ 5~10cmの長楕円形、③先端は刺状に鋭く尖り、基部はくさび形で、葉縁には数個の棘状のきょ歯があるが、触っても痛くない、④果実は球形で赤色に熟す。
ヤバネヒイラギモチ:①葉は互生、②葉身は長さ 4~8cmの亀甲状の四角形、③先端は鋭く尖り、基部は円形で、葉縁の角ばった先端は棘状のきょ歯となり、触ると痛い、④果実は球形で赤色に熟す。
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