キンシバイ - ヒペリクム・ヒドコート -      セイヨウキンシバイ - ビヨウヤナギ
  キンシバイ ヒペリクム・ヒドコート セイヨウキンシバイ ビヨウヤナギ
オトギリソウ科
オトギリソウ属
オトギリソウ科
オトギリソウ属
オトギリソウ科
オトギリソウ属
オトギリソウ科
オトギリソウ属
葉と
①分布等:庭園や公園、寺社境内など、日本各地 で植栽。中国大陸南部原産の半常緑性の低木。幹は、株立ちし多数に分岐し、枝の先端は垂れ下がる。高さ0.5~1mになる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は対生し、2列に水平につく。
①分布等:日本各地 で植栽。中国大陸原産の半常緑性の低木。幹は株立ち状となり枝は斜上し、高さ0.5~1mになる。



②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は十字対生する。
①分布等:庭園や公園、寺社境内など、日本各地 で植栽。トルコ、ブルガリア原産の半常緑性小低木。幹は、株立ちし多数に分岐し、枝の先端は垂れ下がる。高さ0.5~1mになる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は2列対生する。
①分布等:日本各地で植栽。中国大陸原産の半常緑低木。古くから渡来。幹は株立ち状となり、枝は細く、よく枝分かれして、枝の先端はやや垂れる。高さ0.5~1.5mになる。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は十字対生する。
葉表
④葉身は 長さ 2~4cmの卵状長楕円形。

⑤葉柄はない。
⑥全縁。
⑦先端は鈍く尖り、基部は円形または広い楔形。
⑧葉質はやや薄く、葉の表面は緑色。
④葉身は 長さ 2~4cmの卵状長楕円形。

⑤葉柄はない。
⑥全縁。
⑦先端は鈍く尖り、基部は円形または広い楔形。
⑧葉質はやや薄く、葉の表面は緑色。
④葉身は 長さ 4.5~10cmの楕円形~卵形。
⑤葉柄はない。
⑥全縁。
⑦先端は鈍く尖り、基部は円形または広い楔形。
⑧葉質はやや薄く、葉の表面は深緑色。
④葉身は、長さ 4~8cm、幅 1~2cmの長楕円形。
⑤葉柄は無い。
⑥全縁。
⑦先端は鈍く尖り、基部は円形で相対するは葉の基部と繋がる。
⑧質は薄く、表面は緑色。
葉裏
⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。葉脈はあまり見えない。葉には透明な腺点が点在し、光に透かして見ると確認できる。 ⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。裏面の葉脈は淡緑色でよく見える。葉には透明な掻き傷状の腺点が点在し、光に透かして見ると確認できる。 ⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。葉脈はあまり見えない。 ⑨裏面は粉白色で葉脈の網目がよく見える。両面とも無毛。葉には多数の透明な腺点があり、光に透かして見ると確認できる。
葉裏
拡大
⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。葉脈はあまり見えない。葉には透明な腺点が点在し、光に透かして見ると確認できる。 ⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。裏面の葉脈は淡緑色でよく見える。葉には透明な掻き傷状の腺点が点在し、光に透かして見ると確認できる。 ⑨裏面は白緑色で、両面とも無毛。葉脈はあまり見えない。 ⑨裏面は粉白色で葉脈の網目がよく見える。両面とも無毛。葉には多数の透明な腺点があり、光に透かして見ると確認できる。
⑪花期は6~7月。枝先に集散花序をだし、直径3~4cmの黄色の花をつける。



雄しべは約60本づつ、5つの束となり、葯は黄色。花弁は5個でカップ状に内側に半開きし、雄じべは花弁より短い。
⑪花期は5~7月。枝先に直径6~8cmの黄色の花を上向きに1個つける。



雄しべは長さ約1cmで約60本づつ、5つの束をなし、葯は黄色。花弁は5個でカップ状に開き、花柱は長さ約1.8cmで先端は5裂する。
⑪花期は6~7月。枝先に集散花序をだし、直径3~10cmの鮮黄色の花をつける。萼片は5個で長さ1~2cm。花弁は5個で長さ2.5~4cm、広角に開く
雄しべは一つの束から約90~120本でて、花弁より長く直線的に伸びて目立つ葯は赤色を帯びる。花柱は長さ1.2~2cm。
⑪花期は6~7月。枝先に集散花序をだし、鮮やかな黄色の花を1個または数個咲かせる。花冠は直径4~6cm


雄しべは黄色で30~40本が5つの束となり、葯は黄色。花弁は5個で平開し、雄しべはは花弁より長く湾曲して伸びて目立つ
【見分け方のポイント】
キンシバイ、ヒペリクム・ヒドコート、セイヨウキンシバイ、ビヨウヤナギは、いずれもオトギリソウ科オトギリソウ属に属し、葉の形、黄色の花など共通点が多いが、下記の特徴により見分けることができる。なお、園芸品種も多く紛らわしいので要注意。
キンシバイ:①葉身は長さ 2~4cmの小さい卵状長楕円形で葉の幅は基部近くが最も広い、②葉は平面的に対生する、③花は直径3~4cmと小さく、花弁がカップ状に咲き、雄しべは花弁より短い、④雄しべは約60本が5つの束となり、葯は黄色。
ヒペリクム・ヒドコート:①葉身は長さ 2~4cmの小さい卵状長楕円形で葉の幅は基部近くが最も広い、②葉は十字対生する、③花は直径6~8cmと大きく、花弁がカップ状に咲き、雄しべは花弁より短い、④雄しべは約60本づつが、5つの束となり、葯は黄色。
セイヨウキンシバイ:①葉身は 長さ 4.5~10cmの大きい楕円形~卵形で、最大幅は中央~基部寄り、②葉は2列対生する、③花は直径5~10cm大型で、花弁は広角に開き、雄しべは花弁より長く、直線的に伸びて突き出し目立つ、④雄しべは、約90~120本が5つの束となり、葯は赤色
ビヨウヤナギ:①葉身は、長さ 4~8cmの大型の長楕円形で、最大幅は先端より。、②葉は十字対生する、③花は直径4~6cmの大型で、花弁は広角に開き、雄しべは花弁より長く湾曲して伸びて目立つ、⑤雄しべは30~40本が5つの束となり、葯は黄色。
【見分け方のポイント要約】
「キンシバイ」と「ヒペリクム・ヒドコート」は、葉身が長さ4cm以下の卵形で、花は花弁がカップ状に開き、雄しべが花弁より短い点が共通する特徴であるが、次により見分ける。
*キンシバイは、葉が平面的に2列対生し、花の大きさが直径2~4cmと小さい。
*ペリクム・ヒドコートは、葉が十字対生し、花の大きさは直径6~8cmと大きい。
「セイヨウキンシバイ」と「ビヨウヤナギ」は、葉身の長さが4cm以上の長楕円形で、花弁は広角に開き、雄しべが花弁より長い点が共通する特徴であるが、次により見分ける。
*セイヨウキンシバイは、雄しべが、約90~120本が5つの束となり、直線的に伸びて花冠より突き出し、葯は赤色である。
*ビヨウヤナギは、雄しべが、約30~40本が5つの束となり、湾曲して伸びて花冠より突き出し、葯は黄色である。
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