ソヨゴ | クロガネモチ | モチノキ | ヒメモチ | |
モチノキ科モチノキ属 | モチノキ科モチノキ属 | モチノキ科モチノキ属 | モチノキ科モチノキ属 | |
葉と 枝 |
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①分布等:本州(茨城県・新潟県以西)、四国、九州 のやや乾いた山地に自生する常緑小高木。雌雄異株。 高さ5~10mになる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面は毛がない-側脈は不明瞭(図22)。 ③葉は互生する。 |
①分布等:本州(関東以西)、四国、九州、沖縄 の山地に自生する常緑高木。雌雄異株。 高さ10~20mになる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面は毛がない-側脈は不明瞭(図22)。 ③葉は互生する。 |
①分布等:本州(宮城県・山形県以西)、四国、九州、沖縄 の海岸に近い山地に自生する常緑高木。雌雄異株。 高さ10~20mになる。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面は毛がない-側脈は不明瞭(図22)。 ③葉は互生する。 |
①分布等:北海道、本州の日本海側の山地に自生する常緑小低木。多雪地帯に見られ高さ約1m。 ②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-互生-きょ歯なし-下面は毛がない-側脈は不明瞭-常緑性(図22)。 ③葉は互生する。 |
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葉表 | ||||
④葉身は、長さ 4~8cm、幅 2.5~3.5cmの卵状楕円形。 ⑤葉柄は1~2cm。 ⑥先端は急に狭まって鋭く尖り、基部は円形。 ⑦葉縁は全縁で、やや強く波打つ。 ⑧側脈は不明瞭。 ⑨葉は、やや薄い革質で、表面は濃緑色で光沢があり、無毛。主脈が明るい色でよく目立つ。 |
④葉身は、長さ 6~10cm、幅 3~4cmの楕円形~広楕円形。 ⑤葉柄は長さ1~2cmで、紫色を帯びる。 ⑥先端は鋭く尖り、基部は楔形。 ⑦葉縁は全縁で、緩やかに波打つ。 ⑧側脈は不明瞭。主脈に沿って谷折れになる。 ⑨葉は、革質で厚く、上面は濃緑色で光沢があり、無毛。 葉の縁を明るい線が縁取り、若い枝はやや角ばる点が特徴。 |
④葉身は、長さ 5~10cm、幅 2~4cmの楕円形。 ⑤葉柄は0.7~1.2cmで、普通は淡緑色であるが、ときに上面が薄い紫色を帯びることがある ⑥先端は急に狭まって少し突きでて尖り、基部は楔形で葉柄に流れる。 ⑦葉縁は全縁であるが、若い葉にはきょ歯がでる場合がある。 ⑧側脈は不明瞭であるが、裏面に浮き出る。 ⑨葉は、革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり、無毛。 |
④葉身は、長さ 5~10cm、幅 2~4cmの長楕円形。 ⑤葉柄は0.8~1.5cm。 ⑥先端は鈍く尖り、基部は葉柄に流れる。 ④葉縁はふつう全縁であるが、稀に上部に細かな浅いきょ歯がでる。 ⑧側脈は6~7対で、下方の側脈は長く中央脈と鋭角をなす。 ⑨葉質は革質で厚い。表面は濃緑色で光沢があり、無毛。 |
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葉裏 | ||||
⑨ 裏面は淡緑色で無毛。主脈は裏面に隆起する⑩若い枝は淡緑色で、稜があり、はじめ微毛があるが、後無毛。 |
⑨裏面は淡黄白緑色で、無毛。 ⑩若い枝は紫色を帯びる。 |
⑨裏面は黄白緑色で無毛。 ⑩若い枝は緑色で、鈍い稜がある。 |
⑨裏面は薄い緑色で、無毛。 ⑩若い枝は緑色で、はじめ軟毛が散生するが、のち無毛。 |
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葉表 拡大 |
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⑥先端は急に狭まって鋭く尖る。 ⑦葉縁は全縁で、やや強く波打つ。 ⑧側脈は不明瞭。 ⑨葉は、やや薄い革質で、表面は濃緑色で光沢があり、無毛。主脈が明るい色でよく目立つ。 |
⑥先端は鋭く尖る。 葉縁は全縁で、緩やかに波打つ。 ⑧側脈は不明瞭。主脈に沿って谷折れになる。 ⑨葉は、革質で厚く、上面は濃緑色で光沢があり、無毛。主脈と葉の縁が明るい色で目立つ。 |
⑥先端は急に狭まって少し突きでて尖る。 ⑦葉縁は全縁であるが、若い葉にはきょ歯がでる場合がある。 ⑧側脈は不明瞭である ⑨葉は、革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり、無毛。 |
⑥先端は鈍く尖る。 ⑦葉縁はふつう全縁であるが、稀に上部に細かな浅いきょ歯がでる。 ⑧側脈は6~7対で、下方の側脈は長く中央脈と鋭角をなす。 ⑨葉質は革質で厚い。表面は濃緑色で光沢があり、無毛。 |
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葉表 拡大2 |
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⑥基部は円形。 | ⑥基部は楔形。 | ⑥基部は楔形で葉柄に流れる | ⑥基部は葉柄に流れる。 | |
葉裏 拡大 |
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⑨裏面は淡緑色で無毛。主脈は裏面に隆起する。⑩若い枝は淡緑色で、稜があり、はじめ微毛があるが、後無毛。 | ⑨裏面は淡黄白緑色で、無毛。 ⑩若い枝は紫色を帯びる。 |
⑨裏面は黄白緑色で無毛。 ⑩若い枝は緑色で、鈍い稜がある |
⑨裏面は薄い緑色で、無毛。 ⑩若い枝は緑色で、はじめ軟毛が散生するが、のち無毛。 |
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【見分け方のポイント】 ソヨゴ、クロガネモチ、モチノキ、ヒメモチは、いずれも、モチノキ科バモチノキ属し、①葉が楕円形~長楕円形、②葉縁は全縁、③側脈は不明瞭であること、で似ているが、以下により見分けることができる。 ★ヒメモチ:①この4種の中では唯一小低木である、②幹は斜上して高さは約1m程度になる、③葉は長楕円形で先端は鈍く尖り基部は葉柄に流れる、④葉脈は主脈と鋭角をなす。 ★ソヨゴ:①葉は薄い革質、②葉身は、長さ 4~8cmの卵状楕円形、③葉縁が強く波打ち、④先端は急に狭まって鋭く尖り基部は円形、⑤若い枝は淡緑色、⑥主脈が明るい色でよく目立つ。 ★クロガネモチ:①葉は厚い革質、②葉身は、長さ 6~10cmの楕円形~広楕円形、③葉縁は波打たない、④葉の先端は尖り基部が楔形、⑤葉柄と若い枝は紫色を帯びる、⑥主脈と葉の縁が明るい色で目立つ。 ★モチノキ:①葉は厚い革質、②葉身は長さ 5~10cmの楕円形、③葉縁は波打たない、④葉の先端は鈍く尖り基部は葉柄に流れる、⑤葉柄と若い枝は緑色。 |