スズカケノキ モミジバスズカケノキ アメリカスズカケノキ
スズカケノキ科スズカケノキ属 スズカケノキ科スズカケノキ属 スズカケノキ科スズカケノキ属
葉と
①分布等:日本各地で植栽。西アジア付近原産の落葉高木。高さは、普通、20mほど。35mに達するものもある。


②分類:広葉樹(直立性)-単葉-分裂葉-互生-きょ歯あり(図12)。
③葉は互生する。
①分布等:日本各地で街路樹・公園樹として広く植栽。スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種。イギリスで作られた交配種で、明治時代に渡来した落葉高木。高さ35mに達する。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-分裂葉-互生-きょ歯あり(図12)。
③葉は互生する。
①分布等:日本各地で植栽。北アメリカ東部が原産の落葉高木。高さは、普通20m程度であるが、40mに達するものもある。


②分類:広葉樹(直立性)-単葉-分裂葉-互生-きょ歯あり(図12)。
③葉は互生する。
葉表
④葉は、掌状に深く5裂~7裂(通常は5裂)する。切れ込みの深さは葉身の1/2以上。
葉身の 長さ・幅とも 10~20cmの広卵形。
⑤葉柄は3~9cm。
⑥裂片の縁には不揃いの粗いきょ歯があり、先端は鋭く尖り、基部は広い楔形。基部の少し上から3主脈が出る。
⑦葉の表面は緑色で光沢がある。
④葉は、掌状にやや深く3裂~5裂(通常は5裂)する。切れ込みは葉身の1/2程度。
葉身の長さ 6~20cm、幅 7~22cmの広卵形。
⑤葉柄は 3~8cm。
⑥裂片の縁には不揃いの粗いきょ歯がある。先端は鋭く尖り、
基部は楔形~浅い心臓形。基部の少し上から3主脈が出る。
⑦葉の表面は鮮緑色で光沢がある。
④葉は、掌状に浅く 3裂(稀に5裂)する。切れ込みの深さは葉身の1/2以下。
葉身は 長さ 5~20cm、幅 8~22cmの広卵形。
⑤葉柄は 3~8cm。
⑥裂片の縁には不揃いの粗いきょ歯がある。先端は鋭く尖り、基部は切形~浅い心臓形。基部の少し上から3主脈が出る。
⑦葉の表面は緑色で光沢がある。
葉裏
⑧裏面は淡緑色。 ⑧裏面はやや黄色みがかった緑色。 ⑧裏面は淡緑色。
葉裏
拡大
⑨両面ともはじめ灰白色の星状毛が密生するが、しだいに落ち、裏面の脈腋以外は無毛となる。
⑩托葉は膜質で筒状、縁にはきょ歯がある。
⑪若い枝は灰緑色で、はじめ星状毛が密生するが、後無毛。小さな皮目が多数ある。
⑨両面ともはじめ灰白色の星状毛が密生するが、しだいに落ち、裏面の脈腋以外は無毛となる。
⑩托葉は膜質で筒状、縁にはきょ歯がある。
⑪若い枝は灰白色で、はじめ星状毛が密生するが、後無毛。小さな皮目が多数ある。
⑨両面ともはじめ灰白色の星状毛が密生するが、しだいに落ち、裏面の脈腋以外は無毛となる。
⑩托葉は膜質で筒状、縁にはきょ歯がある。
⑪若い枝は赤褐色~黄褐色で、無毛。小さな皮目が多数ある。
⑫果実は痩果が多数が集まった集合果。直径約3cmの球形で褐色に熟す。普通、3~7個が縦に連なってぶら下がる。。 ⑫果実は痩果が多数が集まった集合果。直径約4cmの球形ので黄褐色に熟す。普通、2~3個(稀に1個または4個)が縦に連なるか、枝分かれしてぶら下がる。 ⑫果実は痩果が多数が集まった集合果。直径約3cmの球状で褐色に熟す。普通1個(稀に2個)が枝先にぶら下がる。
樹皮
⑬樹皮は、薄く大きく剥がれて、緑渇色と灰白色のまだら模様となる。 ⑬樹皮は大きく薄く剥がれて、灰白色と暗褐色に淡緑色が混ざるきれいなまだら模様となる。 ⑬樹皮は、暗褐色で縦に割れ目が入り、小さく剥がれて淡黄色の木肌が現れて、荒れたまだら模様となりる。
【見分け方のポイント】
スズカケノキ、モミジバスズカケノキ、アメリカスズカケノキの3種は、ともにスズカケノキ科スズカケノキ属に属し、よく似ているが、モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの交雑種であるため、両樹種の中間的な特徴を持っていることにより、次の点に留意して見分けることができる。
スズカケノキ:①葉は、掌状に深く5~7裂(通常は5裂)し、切れ込みの深さは葉身の1/2以上、②果実の数は3~7個、③樹皮は大きく薄く剥がれて、灰白色と緑褐色のきれいなまだら模様となる。
モミジバスズカケノキ:①葉は、掌状にやや深く3~5裂(通常は5裂)し、切れ込みの深さは葉身の1/2程度、②果実の数は2個(稀に3個)、③樹皮は大きく薄く剥がれて、灰白色と暗褐色に淡緑色が混ざるきれいなまだら模様となる。
アメリカスズカケノキ:①葉は、掌状に浅く3裂(稀に5裂)し、切れ込みの深さは葉身の1/2以下、②果実の数は1個(稀に2個)、③樹皮は暗褐色で縦に割れ目が入り、小さく剥がれて淡黄色の木肌が現れて、荒れたまだら模様となり、きれいな肌とはならない
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