用語解説

本図鑑を使用する際によく登場する専門用語を、「葉と枝の用語」・「花と果実の用語」及び、すべてを網羅した「五十音順全用語」に掲示して解説しました。ここで表記している解説は、厳密な定義ではなく、樹木分類に詳しくない方にもわかりやすいように簡単にかみくだいて説明したものです。なお、「花と果実の用語」は、特に記載のない場合は「被子植物」に関する用語です。  

葉縁の形 葉縁 ようえん 葉の縁
全縁 ぜんえん 葉の縁が滑らかでギザギザや凹凸のないもの。
例:サカキクロモジ
波状縁 はじょうえん 葉の縁が滑らかに波状の凹凸があるもの。例:カシワイヌブナ
きょ歯 きょし 葉の縁にあるギザギザで、その先端が葉先の方を向いているもの。ギザギザを鋸の歯に見立てて名付けられた。例:アラカシミズナラ
単きょ歯 たんきょし きょ歯でギザギザが単純な形をしているもの。
例:ウラジロガシヤマモモ
重きょ歯 じゅうきょし きょ歯の形態で大小の組み合わさった2重のギザギザのあるもの。
例:ソメイヨシノミヤマハンノキ
歯牙 しが 葉の縁にあるギザギザの切れ込みの突端が葉先に傾かず、山形となっているもの。例:コハクウンボク
欠刻状 けっこくじょう 葉の縁が、きょ歯のように突き出るのではなく、鋭い切れ込みが入る形。例:キンキマメザクラ
深裂 しんれつ 葉の縁の形などで、縁が深く切れ込みんでいること。
例:イロハモミジスズカケノキ
浅裂 せんれつ 葉の縁の形などで、縁が浅く切れ込むこと。
例:トウカエデアカイタヤ
芒状 のぎじょう きょ歯の先端にある棘状の尖る形。
例:カスミザクライワウメズル
inserted by FC2 system