イボタノキ - ミヤマイボタ        - コミノネズミモチ - ヤナギイボタ
  イボタノキ ミヤマイボタ コミノネズミモチ ヤナギイボタ
モクセイ科イボタノキ属 モクセイ科イボタノキ属 モクセイ科イボタノキ属 モクセイ科イボタノキ属
葉と
①分布等:北海道、本州、四国、九州、沖縄 の山地に自生する落葉低木。幹はよく分岐し、高さ2~4mになる。樹皮は灰白色~灰褐色で、円い皮目がある。

②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は対生し、
①分布等:北海道、本州、四国、九州 の山地に自生する落葉低木。よく分岐して、高さ1~3mになる。



②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は対生で、
①分布等:各地で植栽。中国、台湾、ベトナム原産の半常緑低木。中国地方では常緑。幹は直立し、分岐し、高さ2~7mになる。樹皮はは灰褐色で平滑、横に長い皮目がある。
②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-常緑性(図14)。
③葉は対生し、
①分布等:本州(近畿地方以西)、九州 の石灰岩地などに稀に自生する落葉小高木。高さ5~8mになる。樹皮は灰色。


②分類:広葉樹(直立性)-単葉-不分裂葉-対生-きょ歯なし-落葉性(図15)。
③葉は対生し、
葉表
④葉身は 長さ 2~7cm、幅 0.7~2cmの長楕円形。
⑤葉柄は0.1~0.2cmと短い
。側脈は4~5対。



先端は円く尖り、基部は広い楔形~楔形。

⑦縁は全縁。


⑧質は薄く、表面は緑色で無毛
④葉身は長さ 2~5cm、幅 1~2cm の卵状長楕円形。
⑤葉柄は 0.2~0.5cm。側脈は5~7対。



⑥先端は次第に細くなって尖り基部は楔形

⑦縁は全縁。


⑧葉質は薄く、表面は濃緑色で立った毛があり
④葉身は 長さ 2~7cm、幅 1.5~4cmの楕円形~広卵状楕円形。
⑤葉柄は0.2~0.8cm。側脈は5~6対。枝の先端に単葉がなく、一見、偶数羽状複葉のように見えるのが特徴
⑥先端は鈍く尖るか円く、ときに凹み、基部は楔形。
⑦縁は全縁。


⑧葉は薄い革質。表面は濃緑色、
④葉身は 長さ 6~13cm、幅 2~6cm の狭倒卵形。
⑤葉柄は 0.5~1.5cm。



葉先は尾状に伸びて鋭く尖り、基部は楔形で葉柄に流れる
⑦縁は全縁。側脈は表面で凹み下面に隆起して目立つ
⑧質はやや薄く、葉の表面は濃緑色で無毛
葉裏
裏面は灰緑色で、主脈上に毛があるものからないものまである。主脈は表面で凹み裏面に隆起する。 ⑨裏面は緑灰色で、全体に毛がやや密にあるものから主脈上のみにあるものまで変異が多い。
⑨裏面は淡黄緑色で、基部付近には数個の腺点がある。両面ともわずかに毛があるか無毛で、のっぺりした質感があり、光にかざしても側脈は透けない。 ⑨裏面は淡緑色ではじめ短毛があるが、のち無毛
葉裏
拡大
裏面は灰緑色で、主脈上に毛があるものからないものまである。主脈は表面で凹み裏面に隆起する。 ⑨裏面は緑灰色で、全体に毛がやや密にあるものから主脈上のみにあるものまで変異が多い。 ⑨裏面は淡黄緑色で、基部付近には数個の腺点がある。葉柄は短毛が密生し、しばしば紫褐色を帯びる ⑨裏面は淡緑色ではじめ短毛があるが、のち無毛。
葉柄・若い枝には短毛が密に生える。 ⑩若い枝は灰色で短毛がある。 若い枝は淡褐色で短毛が密生する ⑩若い枝は灰緑色で微毛があるか無毛、楕円形の皮目が目立つ


⑪花期は5~6月。枝先に長さ2~4cmの総状花序をだし、白い花を多数つける。花冠は、長さ0.7~0.9cmで筒状で先端は4裂する。







⑫果実は核果。長さ0.6~0.7cmの広楕円状球形で、10~12月に光沢のある紫黒色に熟す。
⑪花期は6~7月。新枝の先端に長さ2~3cmの小型で総状の円錐花序をだし白い花をつける。花冠は長さ6~7mmの筒状ロート形で、先端は4深裂する。






⑫果実は核果。直径7~8mmの球形で、10~11月に光沢のある黒紫色に熟す。
⑪花期は6月。新枝の先端に円錐花序をだし、白色の小さい花を多数つける。花冠は長さ約0.5cmの筒状ロート形で4中裂し、裂片は平開する。雄しべは2個で花冠から長く突き出し、雌しべは花冠から少し突き出る。葯は小豆色



⑫果実は核果状。直径0.6~0.8cmの球形で、10~12月に黒紫色に熟し、光沢はない
⑪花期は6月。枝先に、長さ10~20cm、幅 8~15cmの大型の円錐花序をだし、白い小さな花を多数つける。花冠は白色で、長さ約0.5cm、裂片は筒部と同じ長さかやや短く、外側へ強く反りかえる。雄しべは2本で花冠より突き出し、葯は淡黄色。花柱は、長さ約0.4cmで花冠から突き出る。
⑫果実は核果。長さ0.8~1cm、幅 0.5~0.7cmの長楕円形で、光沢のある紫黒色に熟す。
【見分け方のポイント】
イボタノキ、ミヤマイボタ、コミノネズミモチ、ヤナギイボタは、同じモクセイ科イボタノキ属に属し、互いによく似ているが、次の特徴により見分ける。
イボタノキ:①落葉低木、②葉身は 長さ 2~7cm、幅 0.7~2cmの長楕円形、③先端は円く尖り、基部は広い楔形~楔形、④葉柄・若い枝には短毛が密に生える、⑤果実は広楕円状球形で光沢のある紫黒色に熟す。
ミヤマイボタ:①落葉低木、②葉身は長さ 2~5cm、幅 1~2cm の菱形状卵形~卵状長楕円形、③先端は次第に細くなって尖り基部は楔形、④若い枝は灰色で短毛がある、⑤果実は球形で光沢のある紫黒色に熟す。
コミノネズミモチ:①半常緑低木、②葉身は 長さ 2~7cm、幅 1.5~4cmの楕円形~広卵状楕円形、③先端は鈍く尖るか円く、ときに凹み、基部は楔形、④若い枝は淡褐色で短毛が密生する、⑤果実は球形で光沢のない紫黒色に熟す。
ヤナギイボタ:①小高木、②葉身は 長さ 6~13cm、幅 2~6cmの大形の狭倒卵形で、他の3種の倍ほどである、③葉先は尾状に伸びて鋭く尖り、基部は楔形で葉柄に流れる、④若い枝は灰緑色で微毛があるか無毛、楕円形の皮目が目立つ、⑤果実は球形で光沢のある紫黒色に熟す。
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