用語解説

本図鑑を使用する際によく登場する専門用語を、「葉と枝の用語」・「花と果実の用語」及び、すべてを網羅した「五十音順全用語」に掲示して解説しました。ここで表記している解説は、厳密な定義ではなく、樹木分類に詳しくない方にもわかりやすいように簡単にかみくだいて説明したものです。なお、「花と果実の用語」は、特に記載のない場合は「被子植物」に関する用語です。  

みき 樹木の支柱となる太い部分。その中の最も太い幹を「主幹」という。
主幹 しゅかん 幹の内最も太くその木の主体となる幹。株立ちの木では主幹がない。
株立ち かぶだち 1本の木で、根株から複数の幹が群がって生えること。「叢生」と同義。低木や小低木に多い。例:ナツハゼエゴノキ
叢生 そうせい 束のように集まって生ずること。「株立ち」と同義。
例:ナツハゼエゴノキ
直立性 ちょくりつせい 幹が地面に対して真っすぐに立つ性質。
つる性 つるせい しっかりした幹がなく、他のものに巻き付いたり、地上を這って伸びる性質。他の樹木に巻きついて高いところまで伸びるもの(フジなど)、地表面に沿って伸びるもの(フユイチゴなど)がある。
樹皮 じゅひ 幹や枝の表面にある皮。
気根 きこん 幹の途中から空気中にでる根。例:イチョウ
くき 草本(草)の支柱となる部分。樹木の場合は、この部分を「幹」または「枝」と呼称するので、樹木には茎はない。
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